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![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() (C)2006 Powdermilk Pictures, LLC. All Rights Reserved. |
カンヌ・ベネチア・ベルリン世界3大映画最高賞を制覇した巨匠ロバート・アルトマン最後の作品 最後のラジオショウが終わるとき、 カンヌ(『M★A★S★H』)、ヴェネチア(『ショート・カッツ』)、ベルリン(『ビッグ・アメリカン』)の世界3大映画祭で最高賞を受賞した映画作家ロバート・アルトマンが2006年11月20日、がんによる合併症のためロサンゼルスの病院で死去した(81歳)。アカデミー監督賞には5回ノミネートされ受賞には至らなかったが長きにわたる映画人生は讃えられ、2006年アカデミー名誉賞を受賞したばかりだった。惜しくも、アルトマン監督の遺作となった『今宵、フィッツジェラルド劇場で』は、『ナッシュビル』『カンザスシティ』同様に音楽を題材にしたトラジコメディ。テレビの時代をくぐり抜け、30年あまり生き延びてきたラジオの音楽バラエティショウの最後の公開生中継の舞台裏を描く。 ミネソタ州セントポールのフィッツジェラルド劇場。全米のリスナーに長年親しまれてきたWLT局のラジオ番組「プレイリー・ホーム・コンパニオン」(実在する同名の音楽番組がモチーフになっている)の公開録音がここで行われようとしている。番組台本も書く卑屈な語り口に定評ある司会のギャリソン・キーラー(本人)をはじめ、どさ回りでカントリーソングをデュエットして歌うヨランダ(メリル・ストリープ)とロンダ(リリー・トムリン)のジョンソン姉妹、シンガーソングライターになるのを夢を見るヨランダの娘のローラ(リンジー・ローハン)、ちょっと下品なカウボーイソングが持ち歌の男性デュオのダスティ(ウディ・ハレルソン)&レフティ(ジョン・C・ライリー)らが次々に楽屋入りする。そんななか、番組のボディガードである探偵気取りのガイ・ノワール(ケヴィン・クライン)は、白いトレンチコート姿の天使のような美女を楽屋口で見かけて、ただならぬ気配を感じる。実は、WLTラジオ局はテキサスの企業家アックスマン(トミー・リー・ジョーンズ)によって買収され、番組は打ち切り決定、今夜がその最終回だった。司会者キーラーの名調子で番組はいつもどおり進行していくが、ガイの予感どおり、何かが起こる──。 探偵と魅惑の美女が登場する「フィルムノワール」を連想させる導入部から、物語は一気に『ショート・カッツ』でおなじみの"アルトマネスク"なアンサンブル・スタイルへ。時にユーモラスに、時に残酷に、番組に出入りする多彩な人物たちの姿を流麗なカメラワークで映し出しながら、アメリカ中西部の人々特有の心意気や哀感、明日へのほのかな希望を浮き彫りにした大いなる人間賛歌になっている。 アンサンブルドラマを彩る顔ぶれがすごい。ヨランダ役には、アカデミー賞ノミネート13回(主演・助演女優賞で1度ずつ受賞)、『プラダを着た悪魔』の名女優メリル・ストリープ。ロンダ役にはエミー賞6回受賞、アルトマン作品『ナッシュビル』『ショート・カッツ』にも出演しているコメディエンヌ、リリー・トムリン。2人のハモリは聴きモノだ。ハスキーな声でカントリーのスタンダードを歌い上げるリンダ役に、歌手として2枚のアルバムを出している『フォーチュン・クッキー』のリンジー・ローハン。陽気にカウボーイソングを歌う男性デュオ、ダスティ&レフティに、『ラリー・フリント』のウディ・ハレルソンと『シカゴ』のジョン・C・ライリー。私立探偵フィリップ・マーロウを気取った番組のボディガード係の男ガイ・ノワールに、『五線譜のラブレター/DE-LOVELY』のケヴィン・クライン、謎めいたブロンドの美女として登場する"デンジャラス・ウーマン"に、『サイドウェイ』のヴァージニア・マドセン。企業家アックスマンには、『スペース カウボーイ』のトミー・リー・ジョーンズ。ほか、「サタデー・ナイト・ライブ」出身のマヤ・ルドルフ、サム・ペキンパー映画の常連だったL・Q・ジョーンズらが脇を固める。 原案・脚本(出演も)は、30年以上にわたり本物の「プレイリー・ホーム・コンパニオン」の司会者・脚本をつとめ、「ニューヨーク・タイムズ」紙などの雑誌・新聞にもエッセイや評論や短編小説を寄稿するマルチな才能をもつリベラリスト、ギャリソン・キーラー。撮影監督は、『バレエ・カンパニー』『エデンより彼方に』の名手エド・ラックマン。HD
(ハイディフィニション)によるマルチカムで、ズームショットを駆使しながら臨場感たっぷりに舞台裏をとらえた撮影監督は、『バレエ・カンパニー』『エデンより彼方に』の名手エド・ラックマン。音楽監督は実際に「プレイリー・ホーム・コンパニオン」のハウスバンドを率いるリチャード・ドヴォスキー(映画初出演)。また病状が心配されたアルトマン監督のスタンバイとして、"後継者"である『マグノリア』のポール・トーマス・アンダーソン監督が撮影現場に立ち会った。
『今宵、フィッツジェラルド劇場で』公式サイトはこちら⇒ |
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